キッズ脱毛が急進中! これからキッズ脱毛を始める方法【キッズ対応脱毛機も比較】

いま、脱毛をしたいと考える子どもや子どもに脱毛をさせたいと考える保護者が増えているといいます。脱毛市場においてはキッズ脱毛はまだまだ未開拓であり、エステサロン・脱毛サロンの経営者様やこれから開業を検討している方は、いちはやく取り入れることで集客力アップが見込めます。そこで今回はキッズ市場の現状やキッズ脱毛に向いている脱毛機の選び方や施術のポイントをわかりやすく解説します。

キッズ脱毛市場の現状と展望

まずはキッズ脱毛市場の現状と今後の予測について確認しておきましょう。

キッズ脱毛市場の今〜キッズ脱毛を実施する子どもが増えている〜

キッズ脱毛市場の現状と今後の予測については、さまざまなレポートが発表されています。以下の記事もそのひとつです。

キッズ需要が55倍に! 10年で激変した「脱毛市場」に迫る:親が子どもに(1/5 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン

上記の記事によると脱毛サロン「エピレ」におけるキッズ脱毛(7才から15才の女性対象)の割合は10年で約55倍に増加しているとのこと。脱毛需要の低年齢化が進んでいるといわれています。

「脱毛の低年齢化が進んでいても子どもが減っているから意味がないのでは?」と感じるかもしれませんが、実は子ども一人にかける教育費を含むお金は上昇中。参議院の調査室が作成している「経済のプリズムコラム No16」よると、子どもの減少と相反してひとりあたりの教育費は増えているのです。つまり「子どもの人数が減った分、昔よりも子どもにお金をかけるようになった」ということ。

子どもの数と一人当たりの教育費の推移(参議院調査室より)
子どもの数と一人当たりの教育費の推移(参議院調査室より)

【出典:参議院 調査室「経済のプリズムコラムNo16」

子どもたちが脱毛をする3つの理由

キッズ脱毛をおこなう子どもが増えている理由は以下の3点にあると考えられます。

●脱毛を完了しているorムダ毛に悩む親が多い
●CM等の影響で「ムダ毛=恥ずかしいもの」と子どもたちが認識するようになった
●親世代の美意識が高く美容にお金をかけることに抵抗が少ない

脱毛サロンやエステサロン、美容医療のコストが昔よりも安くなり、誰しも気軽に脱毛等に取り組めるようになり、社会全体が「美しさ」を追求するようになっています。キッズ脱毛だけでなく、メンズ脱毛や介護脱毛など、さまざまな世代・性別の方が脱毛への興味関心を高めている状態です。

子どもたちは世の中の動きには敏感で、「ムダ毛が恥ずかしいもの」と、早い段階で認識します。さらに親世代は昔よりも脱毛への理解があり、「私たちはムダ毛で苦労したから子どもには苦労してほしくない」と脱毛サロンでの脱毛を後押ししやすい傾向です。これらの理由から、キッズ脱毛はじわじわと広がっています。

キッズ脱毛サロンの開業方法

つづいて、キッズ脱毛の始め方について解説します。すでに開業している方も、これから開業しようとしている方もぜひ参考にしてくださいね。

脱毛サロンを開業済みの方

すでに成人向けのサロンを開業している場合、キッズ対応の業務用脱毛機さえあればすぐにキッズメニューを導入できます。キッズ脱毛メニューの導入について、チラシやWEB広告等でPRしましょう。

キッズ脱毛の施術方法に不安がある方は、脱毛機メーカーのインストラクターや営業担当に施術方法を確認しておくとよいですね。

これから脱毛サロンを開業する方

これから脱毛サロンを開業する方は、脱毛場所や物件の選定、資金調達や備品の用意などゼロから用意する必要があります。

脱毛サロンを開業する手順は以下の通りです。

①サロンのコンセプトや提供メニューを決める
②開業エリアや物件を選ぶ
③脱毛機を選ぶ
④事業計画をたてる
⑤資金を調達する
⑥物件・脱毛機を決める
⑦内装デザインの決定と発注
⑧サロンメニューの決定
⑨集客施策の策定と実施
⑩オープン!

キッズ脱毛サロンを開業する場合は、開業エリアや物件選びがポイントです。キッズ脱毛のサロンは、「親子脱毛」や「子どもが脱毛中は親に美容メニューを提供」「兄弟・姉妹割」といったサービス展開が検討できます。したがって、家族が通いやすいエリア・物件であることが望ましいです。

・都市部の駅チカよりも郊外の住宅密集地の物件
・自転車や自動車で来店できる駐輪場・駐車場付きの物件
・親子が通いやすい動線上にある物件(小中学校の近くなど)

脱毛サロンの詳しい開業方法についてはこちらの記事もご確認ください。

キッズ脱毛対応の業務用脱毛機のおすすめ5選

すべての業務用脱毛機がキッズ脱毛に対応しているわけではありません。そこでキッズ脱毛が可能であることを公式にアナウンスしている脱毛機の中からキッズ脱毛に適している脱毛機をピックアップしました。

キッズ脱毛向けの業務用脱毛機の選定基準

痛みを感じにくいか
子どもは痛みに敏感なので、痛みを感じにくい脱毛機を選ぶ必要があります。

施術のスピードがはやいか
子どもはじっとしていることが苦手なので、素早く施術できる脱毛機が必要です。

毛周期に関係なく通えるか
子どもは熱を出したり習い事や学校の行事があったりと、忙しく毛周期に応じたサロン通いが難しい傾向です。いつでも通える脱毛機を選びましょう。

親に訴求できる機能はあるか
キッズ脱毛は脱毛部位が少なく、単価が低くなりがちです。親に訴求できる機能が搭載されている脱毛機を選びましょう。

キッズ脱毛向けの業務用脱毛機 おすすめ5選を徹底比較

機種名 キッズ対応の状況 全身脱毛の照射時間 美容メニュー 1ショット単価 集客サポート 導入研修
バイマッハプロ キッズモードあり 30分 フェイシャル・バストケア 0.1円
LUMIX-A9/LUMIX-A9X キッズは重ね打ちなしで対応 12分 光フェイシャル・BBL・バストケア 0.1円 ◎キッズ対応の研修も可能
CLEAR/SP-ef ジュニアモードあり 20分 フェイシャル・バストケア 0.18円
LIGHENCEⅡ キッズ対応可能 15分 フェイシャルケア 0.2円
epiMove キッズ対応可能 12分 フェイシャルケア・バストケア 0.24円
▲スクロールできます

※子どもは腕と足、口周り等が多いが比較のために全身脱毛の照射時間を参考にする

以上の業務用脱毛機のうち、キッズメニューが搭載されている上に、親の美容に強く訴求できる機種はバイマッハプロとLUMIXシリーズです。いずれの機種も魅力的な美容メニューがついており、エステメニューの展開が容易です。とくにLUMIXシリーズは、医療機関で提供されているBBLが搭載されており、他のサロンとの差別化がはかれます。

短時間で効果が実感できる美容メニューが多数搭載されていますので、お客さまの満足度も得やすい傾向です。

キッズ脱毛で親にも訴求したい方は、ルミクスシリーズやバイマッハプロなどのハイスピードタイプの脱毛機を選ぶとよいでしょう。

キッズ脱毛の施術のポイント!

大人の脱毛とキッズ脱毛は施術方法や注意点が異なります。子ども向けの脱毛を始める前に施術方法や注意点を確認しておきましょう。

キッズ脱毛の施術方法

子どもの脱毛であっても全身脱毛も可能ですが、ニーズがあるのは以下の部位です。

●膝下
●腕
●眉間、おでこ
●口まわり

子どもは大人とは異なりムダ毛が生えている部位が少なく、各パーツが小さいため施術自体は時間がかかりません。

施術方法は各脱毛機によって指示が異なります。

キッズモードで重ねうちをするタイプの脱毛機もあれば、通常モードで一度だけ照射するものもあります。キッズ脱毛の施術方法を、メーカーの担当者に確認しておきましょう。

以下の手順については大人と変わりません。

・施術前にシェービングする
・ジェルを塗布する
・照射する
・ジェルを拭き取る
・保湿する

キッズ脱毛の注意点

キッズ脱毛は以下の点に注意が必要です。

・光が目に入らないように目をタオル等で保護する
・皮膚が薄く乾燥しやすいため、施術後の保湿を怠らない
・日焼け肌への施術はダメージが大きくなるため、脱毛期間中は日焼け対策を依頼する

子どもの肌は大人よりも薄く乾燥しやすいため、脱毛後の保湿は丹念に行いましょう。また日焼け肌でも対応できる脱毛機であっても、子どもの肌には一定のダメージがあります。脱毛期間中は日焼け対策をおこなうように、保護者に依頼をしておく必要があります。

キッズ脱毛サロンを始めるなら脱毛機選びからはじめよう

キッズ脱毛は今後もニーズが高まると考えられており、将来性がある事業です。これからキッズ脱毛サロンを始める方、キッズメニューを導入しようとお考えの方は、キッズ脱毛に対応している脱毛機を選ぶところからスタートしましょう。