大手脱毛サロンが続々倒産! 倒産したサロンが使用していた脱毛機のメーカーリスト

2022年はコロナ禍の影響と、医療脱毛の台頭により大手脱毛サロンの経営が悪化しているというニュースが美容業界を賑わせました。実際のところ脱毛市場はまだまだ健在であり、メンズ脱毛やキッズ脱毛などのニーズの広がりを見せているのですが、お客さまに一定の質を提供できないサロンや体力がないサロンの経営が行き詰まっているようです。

 

そこで今回は2022年以降に倒産したサロンや経営が行き詰まっているサロンの一覧、そしてそれらのサロンが使用していた脱毛機のメーカーについてお届けします。

これから脱毛機を購入しようとしている方、サロンを開業しようとしている方は、倒産したサロンと同じ轍を踏まないように参考にしてくださいね。

 

2022年以降倒産した、もしくは経営悪化が噂されている脱毛サロン

まずは、2022年以降に破産手続開始を申し立てたサロンや、経営の縮小、悪化が噂されているサロンを確認してみましょう。

破産の申し立てを完了させた「脱毛ラボ」

脱毛ラボを運営していた株式会社セドナエンタープライズは2022年8月26日に破産手続開始の申し立てを行い、同日中に破産手続開始が決定しました。これにより、脱毛ラボで脱毛の契約を締結していたユーザーは、一切の脱毛の施術を受けられなくなります。またすでに支払い済みの施術料金についても返金のめどはたちません。これ以降は破産管財人がセドナエンタープライズ社が保有する債権と債務、財産等を整理した上で、債権者に分配することになります。未施術の回数が残っているユーザーも債権者のひとりとして資産の分配を受ける権利を有してはいるものの、全額返金される可能性は低いといえるでしょう。

 

【参考:https://je-management.or.jp/pdf/230211.pdf

次々に店舗が閉鎖され、新規会員の受け入れが完了した「恋肌」

恋肌は全身脱毛がメインの女性専用脱毛サロンです。THR方式という脱毛方式により2週間に1度の施術が可能な点がユーザーの支持を得ていました。

ところが2022年頃から地方を中心に恋肌の店舗が続々と閉鎖し始め、とうとう2023年6月1日以降は新規会員の受け入れ終了が発表されました。

店舗の閉店と新規会員の受け入れ終了は、事業の清算や破産の一歩手前であると考えられます。

 

【参考:https://www.koi-hada.jp/

 

2023年5月に全店閉店! 脱毛専門サロンラドルチェ

脱毛専門サロン等ドルチェは、関西を中心に8店舗を展開していた脱毛サロンです。とことん脱毛できる回数無制限コースがリーズナブルなお値段で提供されていることもあり人気があったのですが、残念ながら全店舗閉鎖してしまいました。

 

【参考:https://ladolce.jp/

 

店舗を減らしながら運営継続中「都度払い制脱毛《ミライ》」

「都度払い制脱毛《ミライ》」は脱毛機メーカー「レナード」直営の脱毛サロンです。全盛期は15店舗ほどありましたが、2023年8月現在7店舗まで店舗数を減らしています。ミライは脱毛機メーカーレナードが運営していますので、すぐに倒産したり全店閉店したりすることはないと想定されますが、業務規模は縮小中です。

 

脱毛事業終了&全店閉店 TBCグループの「epiler」

エピレは大手エステチェーンTBCが運営する脱毛専門サロンです。全身脱毛だけでなく部位別のプランが豊富でわかりやすい料金体系が人気を集めていました。ところが2022年12月29日に予約の受付が終了し、2023年12月29日に全店閉店が決定することが発表されました。エピレは倒産ではないため、コース契約の解約等は随時受け付けています。

 

【参考:https://www.epiler.jp/release/detail/5412

 

シースリー

 

倒産&経営が厳しい脱毛サロンが使っている脱毛機&メーカー一覧

つづいて、倒産した脱毛サロンや経営が行き詰まっている脱毛サロンが使っている脱毛機とそのメーカーを紹介します。

脱毛サロンの倒産は脱毛機が悪いわけではありませんが、脱毛方式には一定の共通点があるといえます。これから脱毛サロンを始める方、脱毛機を購入する方は、倒産したサロンと同じ方式の脱毛機は避けたほうがよいかもしれませんね!

 

シースリー 脱毛ラボ 恋肌 ラドルチェ ミライ epiler
脱毛方式 IPL方式 SSC方式 THR方式 S-IPL方式 SHR方式 IPL方式
機種 ルネッサンス オリジナルマシン CLEAR/SP-ef (クリスタルスキン) マスターライト バイマッハ FEERIQUE
メーカー 株式会社コンフォート 株式会社ウィズ・アス 株式会社NBS 株式会社ビューティーキャラバンジャパン 株式会社レナード 株式会社NBS
状況 破産手続開始済み 破産手続開始済み 事業終了間近

(新規会員受付停止)

事業終了済み 店舗縮小中 事業終了済み

 

破産したり事業が終了したりした脱毛サロンが使用していた脱毛機の脱毛方式は以下の通りです。

 

  • SSC方式
  • THR方式
  • S−IPL方式
  • IPL方式

 

なんとSHR方式以外の独自の脱毛方式や、古くから存在するIPL方式の脱毛機を使っている脱毛サロンばかりが事業を終了させています。効果がきちんと実証されていない独自システムの脱毛機や、長年進化していない古い技術だけが使われている脱毛機は選ばない方がよいかもしれません。

 

売れてる脱毛サロンは何を使っているの? 拡大中のサロンと脱毛機

現在、店舗の拡大や現状維持に成功している大手脱毛サロンもあります。女性の脱毛サロンであればラココやストラッシュ、メンズ脱毛はローランドビューティーラウンジやメンズクリアが店舗を拡大中です

 

ラココ ストラッシュ ローランドビューティーラウンジ メンズクリア
脱毛方式 SHR方式 SHR方式 SHR方式 IPL×SHR方式
機種 LUMIX-A9X STRIKE LUMIX-A9X クリアプロ
メーカー 株式会社エストラボ 株式会社クリア 株式会社エストラボ 株式会社クリア

 

現在、業績が好調なサロンの共通点はずばりSHR方式の脱毛機を導入しているサロンです。これまで、「SHR方式は抜けない、IPL方式でなければ効果が出ない」といった口コミがみられることもありましたが、サロン経営の面ではSHR方式のほうが結果を出せているということになります。

 

IPL方式や独自方式の脱毛機を導入している脱毛サロンは次々に事業を終了してしまいました。

 

なぜSHR方式だけが生き延びている? SHR方式が支持を得ている理由を解説

SHR方式の脱毛機はなぜ生き残っているのでしょうか。サロン経営の観点およびユーザーの視点からその理由を解説します。

SHR方式はベッドの回転が早いから1店舗あたりの利益率が高い

SHR方式は高速連射が可能な脱毛方式です。全身脱毛であっても最大1時間で照射が完了しますので、1日あたり6回転も難しくはありません。全身脱毛1回の単価が3万円とすると1日で18万円の売上を確保できます。光熱費や人件費、家賃を差し引いても半分以上が粗利です。一方IPL方式やその他の独自脱毛方式は全身脱毛1周に2時間から3時間かかるため、SHR方式ほどベッドは回転せず、利益は3分の1程度まで落ち込みます。

SHR方式は痛み、熱さを感じにくいからリピーターを獲得しやすい

SHR方式は連射によって脱毛を促す方式であり、照射による痛みや熱さを感じにくいです。一方でIPL方式等は照射するたびに痛みや熱さを感じ、人によっては顔をしかめたり声が出たりするほど。痛み等の不快感を伴うものにお金を支払い続けたい人はそれほど多くありません。

実際のところSHR方式は通えば効果が出る

SHR方式はパワーが弱いから効果が出ないなどと言われることもありますが、実際のところSHR方式でもIPL方式と同じように回数を重ねれば効果を実感できます。早ければ1回目から2回目の照射でムダ毛が減ったと感じる人もいるほどです。

痛みや熱さを感じることなく短時間で施術ができて効果が出る脱毛方式があるならば、そちらに通いたくなるのは当然のことです。SHR方式の脱毛サロンが生き残っているのは、ユーザーの声が反映されている結果といえます。

 

これから脱毛機を買うならもっとも支持を得ているSHR方式の脱毛機を選ぼう

今回は倒産や事業終了によって閉鎖した脱毛サロンの一覧とそれらの脱毛サロンが採用している脱毛機の一覧、現在も業績が好調な脱毛サロンをご紹介しました。

 

その結果、経営が悪化した脱毛サロンの多くは独自方式やIPL方式といった脱毛方式の脱毛機を導入しており、順調なサロンはSHR方式の脱毛機を導入していることがわかりましたね。

これから脱毛機を購入している先生は、多くのサロンで導入されているSHR方式の脱毛機を選ぶとよいですよ。