業界最安業務用脱毛機Halemo(ハレモ)の性能と実力は? 客観的に検証

業務用脱毛機の中でも、安さがきわだっているのがHalemo(ハレモ)です。安すぎて大丈夫? 本当に効果がある? 

Halemo(ハレモ)を検討するときはこんな疑問が浮かぶのでは? そこで今回は業務用脱毛機Halemo(ハレモ)の性能や実力、販売しているメーカーの実態や導入サロンの状態まで徹底的にリサーチしました。Halemo(ハレモ)の購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!

Halemo(ハレモ)とは? どんな脱毛機? 特徴をわかりやすく解説

Halemo(ハレモ)は業務用脱毛機の中でも低価格帯。通常の業務用脱毛機が300万円から500万円ほどかかる中で、Halemo(ハレモ)は非常に安いといえます。だからこそスペックや脱毛の効果が気になりますね。まずは特徴を解説します。

Halemo(ハレモ)の価格は業界2位!

Halemo(ハレモ)の価格とおもなスペックは以下の通りです。

タイプ 価格 月額レンタル料 最大出力
Halemo(ハレモ) タワー型 1,309,000円 43,780円

初期費用:473,000円

3000W
Halemo-S(ハレモエス) 卓上型 1,749,000円 32,780円

初期費用:

550,000円

2400W

Halemo(ハレモ)は独自理論HIPL方式搭載の連射式脱毛機

Halemo(ハレモ)は、連射できるIPLとして「HIPL方式」という方式をうりにしています。HIPL方式とはIPLという黒い光に反応するパワーが強い光を10連射する方式。通常のIPL方式は1秒に1回から3回程度しか照射できません。

Halemo(ハレモ)は連射できるから施術スピードが速い

Halemo(ハレモ)は高速連射が可能なマシン。全身1周の施術が12分で完了するとしています。とはいえ12分は光が照射されている時間を合計したものなので、実際の施術は体位を変える時間等を含めると45分から1時間ほどかかってしまうと想定できます。

Halemo(ハレモ)のランニングコストは平均的

業務用脱毛機の主なランニングコストはハンドピースと光源交換費用です。電気代も一定程度はかかるものの、1台の稼働であれば1ヶ月あたり15000円から2万円程度でおさまります。

ハンドピースとは皮膚に光を照射するためのパーツです。ほとんどの脱毛機は定期的なハンドピースは光源交換と同時、もしくは規定の回数を照射すると交換が必要になります。光源交換とは脱毛効果がある光を出すパーツを交換することです。ほぼすべての業務用脱毛機はショット数に応じて光源の交換が必要になります。Halemo(ハレモ)のハンドピースの交換費用、頻度、光源交換の費用は以下の通りです。

ランプ交換費用:50万発で5万円

ハンドピース交換頻度:50万発で要交換

ハンドピース交換費用:15万

1ショットあたりの単価:0.1円

Halemo(ハレモ)が連射式の脱毛機であることを考慮すると、上記のランニングコストは平均的です。1部位について複数回照射するため、IPL方式の脱毛機と比較すると若干高額になる可能性もあります。

 

Halemo(ハレモ)は効果がある? 脱毛機の口コミをチェック

つづいてHalemo(ハレモ)の脱毛は本当に抜けるのかを調べてみましょう。Halemo(ハレモ)が導入している脱毛方式はハイスピード方式のHIPL方式。IPL方式といえば痛みや熱さを感じやすいものの、脱毛効果を早く実感できるといわれている脱毛機です。実際にHalemo(ハレモ)を導入したサロンさまの口コミや、Halemo(ハレモ)が運営する脱毛サロンの口コミをチェックしてみました。

Halemo(ハレモ)の効果についてのSNSの口コミ

Halemo(ハレモ)を導入したサロンさまの情報がインターネット上では確認できません。1点だけ、「ハレモを最大出力で3回照射しても効果がまったくでなかった」というユーザーの口コミが確認できました。

Halemo(ハレモ)の運営会社と運営サロン「LELIM(レリム)」についての口コミ

Halemo(ハレモ)を販売している株式会社フジマエが運営している脱毛サロン「LELIM(レリム)」について調査。するとSNS上の口コミはゼロ。さらにLELIM(レリム)はホットペッパービューティーに掲載されておらず、Googleにはサロン情報すら掲載されていません。またストリートビューでサロンの所在地を検索すると住宅が表示されます。完全予約制のサロンということですので、隠れ家サロン、自宅サロンとして運営しているのかもしれません。

 

Halemo(ハレモ)は脱毛サロンだけでなく自分用やセルフ脱毛用にも使える?

Halemo(ハレモ)は、そのお値段の安さから自分や家族が脱毛するために買いたい、セルフ脱毛サロンに設置したいといったニーズもあります。Halemo(ハレモ)が自分用やセルフサロン用の脱毛機に向いているかどうかを検証してみましょう。

安いから脱毛サロンに通うより安い? 家庭用としてHalemo(ハレモ)を使うのはアリ?

Halemo(ハレモ)は安いため、家族全員や友人知人の脱毛のために検討する方はいらっしゃいます。結論からいうとHalemo(ハレモ)は家庭用としてはおすすめできません。なぜならば、サポート体制や修理体制が不明確だからです。Halemo(ハレモ)を販売している会社は民家で営業しています。

また2023年8月18日現在、社会保険が適用されている正規の社員は存在していません。修理拠点の有無は公式サイト等には言及されておらず、万が一の際にどのように対応してもらえるのかはわからない状態です。

業務用脱毛機は精密機器ですので、一定確率で不具合が生じます。光を照射できなくなったり、フィルタが壊れたりといったトラブルです。こういったトラブルが生じたときにすぐに対応してもらえるかどうか不明瞭な脱毛機を自分や大切な家族に使いたくありませんよね。

卓上タイプHalemo-S(ハレモエス)は総額1,309,000円です。130万円もあればラココやシースリーなどの長期間通い続けられるプランも契約できます。脱毛サロンであれば、施術しにくい背中やVIOもキレイに照射してもらえますし、脱毛機の故障を心配する必要もありません。費用対効果で考えると、Halemo(ハレモ)を購入するよりも脱毛サロンに通ったほうがよいですね。

セルフ脱毛サロンにHalemo(ハレモ)を置いても大丈夫?

最近はチョコザップにも業務用脱毛機が設置されていることもあり、セルフ脱毛も人気です。Halemo(ハレモ)は価格が安く、セルフ脱毛モードも搭載されていることからセルフ脱毛にも向いているのでは? と考えますよね。

ですが、Halemo(ハレモ)はサポート体制等が完備されておらず、定期メンテナンスも実施されない可能性が高いため、セルフ脱毛には向いていません。ご自身でお客さまに施術するのであれば機械の故障やトラブルに気づけますが、セルフのお客さまはおかしなことがあっても気づかずに施術してしまうおそれがあります。すると、お客さまは火傷等の怪我をしてしまうかもしれません。脱毛サロンでお客さまに怪我をさせてしまった場合、営業を継続できないどころか、刑事罰を課されるリスクまで!

参考:脱毛サロンの女性客がやけどで全治2週間|事故の原因と再発防止策

こちらの事故では脱毛サロンのオーナーさんが検察庁に送致されており、まだ刑事裁判には至っていないものの、何らかの刑罰を課される可能性は十分にあります。

セルフ脱毛サロンは、通常の脱毛サロンよりも事故が発生するリスクは高まりますので、メンテナンスやサポート体制がしっかりとしているメーカーの脱毛機を導入することを強くおすすめします。

脱毛サロン開業に向けてHalemo(ハレモ)を買うメリット・デメリットは?

Halemo(ハレモ)を脱毛サロンの開業に向けて買うメリットとデメリットを比較してみましょう

 

メリット デメリット
・価格が安いため初期費用を圧縮できる

・高速連射可能でベッドの回転率が上がる

・メンテナンス体制、サポート体制が不明瞭

・販売会社に正規社員が存在せずサポート体制に不安がある

・導入サロンの情報が確認できず効果がわからない

・販売会社が運営している脱毛サロンの口コミがなく実態が不明

 

Halemo(ハレモ)は価格が安く、初期費用を抑えたい先生にとっては嬉しい存在。施術時間が短いことから、ベッドの回転率向上も期待できます。

一方で、メンテナンス体制やサポート体制が不明確で、販売会社も非常に規模が小さく不安が残ります。

脱毛サロンを開業して、お客さまをうまく集客できると1日に何人も全身脱毛等の施術をすることになります。施術回数が増えれば、それだけメンテナンスが必要になりますが、Halemo(ハレモ)は定期メンテナンスの実施に言及していません。

また脱毛の施術は他のエステの施術と比較すると、技術は必要ないといわれていますが、それでも施術のたびにさまざまな疑問が生じます。

「〇〇という薬を飲んでいるけれど脱毛してもいい?」

「△△という施術を受けたけど脱毛も同時にしていいの?」

こんな疑問に即座に答えてくれる体制がなければ安心してお客さまをお迎えできませんよね。

 

結論:Halemo(ハレモ)は買うべき? やめるべき?

Halemo(ハレモ)は、業務用脱毛機の中では格安ですが、サポート体制に不安があります。口コミやレビューがほぼなく、効果も確認できません。安さを理由に購入するのはアリですが、サロン開業後のサポート体制を考えるとおすすめできない業務用脱毛機です。