脱毛コラム
脱毛営業マン歴10年の調査員が話題の脱毛機を斬る!「オルトレウノ」編

ウィズアスの待望商品『オルトレウノ』
先日、都内で開催された「ダイエット&ビューティーフェア2019」。さまざまなコスメや美容機器、サプリなどが並ぶ展示会に、脱毛営業マン歴10年の私も行ってまいりました。
今回の調査対象は、株式会社ウィズ・アスから販売している「オルトレウノ」です。
脱毛の新理論といわれるS.S.C.M.【スムース・スキン・コントロール・メソッド】を取り入れた最新の脱毛機ですが、実際のコスパや脱毛効果はどのようなものなのでしょうか?
基本情報、営業さんとのやりとり、さらに展示会場で仕入れたオルトレウノの実情までたっぷりお届けします。
導入を検討しているサロンオーナーさんは、ぜひ参考にしてください。
オルトレウノの特徴
まずは、オルトレウノの基本情報や特徴を紹介します。
オルトレウノの本体価格は、280万円。
脱毛機の価格は、内蔵されている機能や性能によって100万円台から600万円台のものまであります。平均的な価格は大体300~400万円くらいなので、オルトレウノは比較的安い方と見て良いのではないでしょうか?
オルトレウノは、脱毛の他にもフォトフェイシャルとバストトリートメントができるハンドピースがあります。脱毛をメインとした、トータル美容機器といった印象です。
特に女性は、せっかく脱毛をするなら肌そのものをキレイにしたいと願う人が多いので、用途が多岐にわたる脱毛機は便利ですね。
脱毛機には単発と連射の機能がありますが、業務用で使う場合はほとんどが高速連射になります。施術時間の速さが回転率の高さにつながるためです。
オルトレウノは最速20連射ということで、これは業界最高か!?と話題になりました。機能性の高い脱毛機が次々開発され、今や10連射くらいは普通といっても良いくらいになっていますが、さすがに20連射はなかなかお目にかかれません。
オルトレウノは、安心の3年保証。さらに、365日修理対応を行っています。サロンにお客さんが集中する土日祝日に、マシンの不具合が起こってしまうという最悪なケースがあっても、すぐに具合を見てもらえるのは助かりますね。
ちなみに保険加入もOKです。
オルトレウノによるS.S.C.脱毛とは
肝心の脱毛機能・効果はどうなのでしょう?あらゆる脱毛方法の中でも、肌に負担が少ないといわれているS.S.C.脱毛方式について、簡単に説明します。
S.S.C.脱毛とは、美肌制毛効果のあるジェルと温度の低い熱を与えるライトのWアプローチで発毛を抑える仕組みです。
もっとも一般的なIPL脱毛と違い、高い熱で毛根を攻撃する仕組みではないので、照射時の痛みが軽減されます。肌に負担が少なく、火傷のリスクなども低いところがメリットですね。
大手の脱毛サロンでは、ミュゼプラチナムや脱毛ラボがS.S.C.脱毛を取り入れています。
さまざまな脱毛方法の中でも、現代の脱毛サロンの主流といえるのがIPL脱毛ですが、さらに美肌制毛ジェルを併用しているのがS.S.C.脱毛です。つまり、IPLに比べて美肌効果が望めるということですね。
脱毛機は肌に熱を与えるので、人によっては肌が乾燥してしまったり、赤みが残ってしまうことも。ライトと皮膚の間にジェルを置くことで、肌トラブルのリスクを減らし、脱毛前よりもキレイな肌に導くことができます。
実際のオルトレウノはここが残念!
続けて、展示ブースで実際にマシンに触れたり、説明を受けて見えてきたオルトレウノの注意点を解説しましょう。導入前に必ず確認しておきたいことが、いくつかありますよ!
コスパは良いか悪いか?
脱毛機を導入するにあたり、本体価格はもちろんですがランニングコストも気になりますよね。1ショットいくらになるかで、経費もかなり違ってきますから……。
オルトレウノは、実はショットあたりの単価ではなく秒数で換算されます。これがわかりにくい!単発で打つと、1ショット1.5円。連射だと、6連射で0.25円/8連射で0.19円となります。1ショットあたり0.1円という脱毛機もある中で、オルトレウノのコスパはあまり良くないという印象です。
前述した、フォトフェイシャル・バストケアですが、こちらはハンドピースが脱毛と異なります。ハンドピースにフィルタが内蔵されているので、波長の調整ができないんですね。
ハンドピースは有料30万円。脱毛と同時にフェイシャルメニューなども取り入れたい場合は、本体価格+ハンドピース価格の準備が必要です。
今回、かなり注目された高速20連射ですが、引っかかるのが「最速」という言葉……。
これについて具体的に聞いてみたところ、やはり「あくまでも最速の場合」とのことでした。推奨は6~8連射なのでご注意を。照射数を上げると、その分パワーが落ちてしまうようです。
ちなみに100Vの機械なので、パワーを上げるために20Aの契約が必要となります……。
普通、施術時は冷却機能を使用したり冷却ジェルを塗って肌に熱がこもらないようにします。オルトレウノの冷却は、マイナスにはならずに大体0~5℃ということです。パワーを上げると、デリケートゾーンなどはそれなりに痛みを感じてしまうようです。
絶対にできなくはないですが、20分も連続照射をしていると熱くなってしまいます。説明では、実際に光を出しているのは6分ほどとのことですが、恐らく6分以上はあるでしょうね。連続して施術を行ったり、2人体制で行う場合は必ずといって良いほど熱くなります!
オルトレウノのライトは、黒い色素が入っている毛に反応する仕組みです。この辺りは、IPLと変わりません。
そのため、パンフレットには「うぶ毛OK」とありましたが、実際に話を聞いてみると産毛の脱毛はかなり難しいとのこと。当然、白髪もNGです。
また、同パンフレットには「制毛」というワードが使われていますが、事実、S.S.C.脱毛は「脱毛」ではありません。脱毛コースの回数を何回に設定しても、コースが完了した後はいずれムダ毛が再生してしまいます。
効果はサロンの評価を決める大事なポイントなので、特に注意しておきたいところですね。
展示会場で入手した情報を大公開!
さて、オルトレウノの概要がわかったところで、実際に展示会場に行って聞いてきた話や私が感じたことを紹介します。
まず感じたのが、オルトレウノのブースは少し近寄りがたいな……ということでした。お洒落な人たちが固まっていて、中に入っていくのに気遅れしてしまうという感じでしょうか。
他の販売店のブースでは気さくに話しかけてくれる人も多かったのですが、こちらのブースはそんな雰囲気でもなく、来場者の方から気を遣いつつ声をかけるという事態に。
いわば、できあがっているテリトリーに遠慮しつつ入っていくという印象でした。
後日、改めて質問事項をが出てきたため問い合わせをした時も、ちょっと返答が遅いと感じましたね。
脱毛営業マン歴10年の私からすると、ものを売るのにその対応では……と非常に残念に思いました。
実は、オルトレウノのは5月に開催されたビューティーワールドジャパンの時点で、すでに「目玉商品」として売り出されていました。
今回、それなりに(オルトレシリーズだけではなく)いろいろ楽しみに展示会を訪れたのですが、再びオルトレウノが新機種として売り出されているのを見て、ちょっと複雑な心境に……。
ダイエット&ビューティーフェアに居合わせた同業者の間で交わされた意見交換によると、近日開催されるビューティーワールドジャパンウェストでも、再び新機種としてお披露目になるようです。
予想以上に売り上げが良くないのか……。
今後の行く末に注目したいですね。
まとめ
美容機器の展示会は年々増えてきており、都内に限らずあちこちの地域で開催されるようになりました。脱毛はプロにお任せする!という風潮が、日本でも普通になってきたように感じます。
脱毛サロンがうまくいくかいかないかは、脱毛機にかかっているといっても過言ではありません。高機能でコスパの良い脱毛機を導入することが、脱毛サロンの売り上げを左右します。
どんな脱毛機にするか、あるいは脱毛機自体を購入するかどうか迷っている人は、ぜひ当サイトの脱毛機比較を参考にしてください!