子どもの脱毛が増えている近年、キッズメニューでサロン売り上げUPできる?

近年、子どもの脱毛ニーズが増えています。

集客増のために、キッズ脱毛をメニューに入れてみようかと検討している、サロンオーナーも多いのではないでしょうか?

この記事では、子ども脱毛のメリットとデメリットをわかりやすく解説しています。

さらに、キッズ脱毛メニューを導入する際の注意点やおすすめの業務用脱毛機も詳しく紹介。最後まで読めば、あなたのサロンにキッズ脱毛を入れるべきかどうかがわかるでしょう。

※2023年3月の紹介です。

脱毛サロンで子ども脱毛をするメリット

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脱毛サロンで、子どもの脱毛をするメリットは以下の4つです。

  • コンプレックスの解消
  • 親の労力がかからない
  • プロのエステティシャンにお任せできる
  • 医療レーザー脱毛にくらべてハードルが低い

コンプレックスの解消

脱毛サロンでムダ毛のお手入れをすることで、子どものコンプレックス解消につながります。現代の子どもにとって、ムダ毛はコンプレックスのひとつだからです。

暑くても半そでになりたくない女の子や、運動系部活のユニフォームを着るとムダ毛が気になるという男の子も増えてきました。

ムダ毛がなくなることで自分に自信がつき、自己肯定感が生まれるなどメンタル面でもメリットが大きいといえます。

このような事情から、近年では、脱毛の低年齢化が進んでいます。

親の労力がかからない

脱毛サロンで脱毛をすると、親の労力がかからないというメリットがあります。

子どもの脱毛を自宅でするとなると、多くの場面で親がフォローをする必要があります。

シェービングやワックス、除毛クリームなどは、肌トラブルが起こらないよう、注意を向けなければなりません。家庭用脱毛器を使用する場合、使い方のレクチャーや準備・後片付けなどに時間をとられてしまうでしょう。

脱毛サロンであれば、お店を決めて契約をし、付き添うだけで済みます。

忙しくて時間に余裕がない親が、ストレスなく子どもの脱毛を助けてあげられる、唯一の手段といっても良いでしょう。

プロのエステティシャンにお任せできる

脱毛サロンの脱毛は、プロのエステティシャンにお任せできるのが最大のメリットです。

エステティシャンは有資格者ではありませんが、脱毛の仕組みやスキンケアの方法を熟知しており、マシンの操作にも慣れています。

施術を受ける子どもの肌の調子やムダ毛の変化に応じて、最適なサイクルを提案してくれることもあるでしょう。

子ども本人にとっても親にとっても、安心できる環境でムダ毛のお手入れを続けていくことができます。

医療レーザー脱毛に比べてハードルが低い

脱毛の手段として、医療レーザー脱毛という選択肢もあります。

しかし、医療レーザー脱毛は光脱毛に比べて痛みや肌負担のリスクが高いため、子どもにはおすすめできません。

費用も高額になるので、ムダ毛が気にならなくなるまで病院通いを続けられなくなるケースもあります。

医師による診察やカウンセリングなど、子どもにとって精神的にハードルが高い要素も多いです。

医療レーザー脱毛を受けるなら、少なくとも18歳以上がおすすめです。

脱毛サロンで子ども脱毛をするデメリット

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脱毛サロンで、子どもの脱毛をするデメリットは以下の3つです。

  • お金がかかる
  • 施術が痛いことがある
  • 成長にともないムダ毛再生のリスクがある

お金がかかる

結論からいうと、脱毛サロンでの脱毛は、他の手段と比べてお金がかかります。

回数を決めて契約する場合はまとまった費用が必要となり、都度払いで通う場合は定期的な出費を計画しておかなければなりません。

一方、ドラッグストアで購入できるシェーバーやワックス、除毛クリームは低価格です。家庭用脱毛器も、人気の機種で50,000円台が相場です。

通うだけで後は任せていられるという点が脱毛サロンの大きなメリットですが、その分、出費がかさむのはデメリットといえるでしょう。

施術が痛いことがある

脱毛サロンによっては、脱毛機の照射時に痛みを感じることがあります。

光脱毛は、光の熱によって毛根部にダメージを当て、組織を弱らせて毛を減らす仕組みです。そのため、照射時の熱が痛みとなって感じられます。

大人であれば、脱毛のために多少の痛みを受け入れることができますが、子どもはそうではありません。

また、子どもは皮膚が薄くデリケートなので、大人よりも肌荒れリスクが高くなります。

脱毛サロンで子どもの脱毛をする場合、光の温度が低い/冷却機能がすぐれている業務用脱毛機を導入しているサロンを選びましょう。

成長にともないムダ毛再生のリスクがある

低年齢で脱毛を終えてしまうと、成長にともなってムダ毛が再び生えてくる可能性があります。

これは、単純に時間がたって毛根部が自然復活するほか、ホルモンバランスによって体毛が増減することによります。また、成長すると肌質や毛質が変わる人もいるでしょう。

大手の脱毛サロンでは、年齢制限をもうけているお店や、月経を迎えて周期がある程度定まっていることを条件にしているお店もあります。

子ども脱毛の場合、完全に毛をなくすのではなく、気になるパーツのムダ毛だけを定期的にお手入れする感覚がちょうど良いかもしれません。

脱毛サロンの子ども脱毛メニュー導入がおすすめな理由

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個人経営の脱毛サロンに、子ども脱毛メニューの導入がおすすめな理由は、以下の3つです。

  • 集客増につながる
  • 他店との差別化をはかれる
  • 長くリピートされる可能性がある

集客増につながる

サロンメニューに子どもの脱毛を入れると、集客増につながります。特に、顧客に子育てママ世代が多い脱毛サロンの場合、母娘・息子で来店してもらえる可能性が生まれるでしょう。

また、年齢や性別にもよりますが、子どもの脱毛は施術時間がそれほどかかりません。

全身脱毛ではなく、肘下・膝下・ワキなどの部分脱毛をメインにメニューを展開する場合、ひとりあたりの施術時間が短く済み、お客の回転が良くなります。

単価は高くなりませんが、数をこなすことで売り上げアップにつながるでしょう。

他店との差別化をはかれる

子ども脱毛メニューを入れると、ライバル店との差別化をはかることができます。

現代は子ども脱毛のニーズが増えていますが、実際に施術をしてもらえる脱毛サロンは決して多くはありません。

大手の脱毛サロンには年齢制限があったり、ピンポイントの施術メニューがなかったりと、不便な面もあります。

顧客の要望に応じてプランを組めるのは個人サロンの強みであり、子ども脱毛に最適ともいえます。

出店エリアのライバル店で、子ども脱毛を手がけているサロンがない場合は、ぜひ子ども脱毛メニューを検討してみましょう。

長くリピートされる可能性がある

サロンの顧客に子どもがいると、その後も長く通ってもらえる可能性があります。

なぜなら、子どもの脱毛は短期間で完了させるものではなく、長期間にわたって定期的にお手入れしていくものだからです。

ある程度の回数を通ってサロン卒業する大人より、ある意味では、子どものほうがリピート率が高いともいえます。

数カ月に1回ペースで、ムダ毛が気になったときだけ来店する子どもが、大人になったときに本格的に脱毛を始めたいというケースにも期待ができるでしょう。

子ども脱毛メニュー導入の注意点

注意点と書かれた木のブロックとノート

子ども脱毛メニューを導入する際は、以下の5点に注意が必要です。

  • 子ども脱毛に最適な業務用脱毛機を使う
  • 無理な施術はしない
  • ムダ毛再生の可能性を事前に説明する
  • 子どもの来店があることを周知する
  • 待機中の親へのサービスを充実させる

子ども脱毛に最適な業務用脱毛機を使う

サロンで子ども脱毛をするときに、一番大切なのは、子ども脱毛に適した業務用脱毛機を使用することです。

光脱毛は、脱毛機の機種によって脱毛方法や施術時の感触が異なります。

子どもの肌やムダ毛に合った脱毛機を使用しなければ、痛みや肌荒れのリスクが高くなってしまいます。

子どもの脱毛の場合、剛毛を減らすことを目的とした脱毛機より、照射温度が低く刺激の少ない脱毛機がおすすめです。

また、施術前後の保湿ができる低刺激性のジェルも忘れてはいけません。

無理な施術はしない

子どもの脱毛に、無理は禁物です。

子どもの肌は大人よりデリケートなので、最新の注意を払って施術しなければなりません。

後々のトラブルやクレームにつながらないよう、肌の乾燥や赤みに注意し、照射しないほうが良いと判断したら施術を断りましょう。

その際、再来店で使用できる割引チケットや特典を用意しておくと、客離れを防ぐことができるでしょう。

トラブルは、事前にふせぐことが何より重要です。

しかし、万が一にそなえて地域にある皮膚科一覧表を作成したり、時間外の問い合わせに対応できるよう準備するのがおすすめです。

ムダ毛再生の可能性を事前に説明する

子ども脱毛の受け入れで大事なのは、ムダ毛が再生する可能性があると事前に必ず説明することです。

光脱毛の仕組みを知らない人も多く、脱毛サロンに通えば完全にムダ毛がなくなると考えているケースがあるからです。

脱毛施術の前にはカウンセリングをおこなう必要がありますが、その際、同席の保護者に脱毛の仕組みをしっかり説明し、ムダ毛再生のリスクもあることを了承してもらいましょう。

脱毛を始める年齢が低いほど、ムダ毛再生の可能性が高くなります。そのため、15~18歳以上など年齢制限をもうけるのもひとつの手段です。

子どもの来店があることを周知する

もともと子ども脱毛メニューがなく、追加で子どもの来店を受け入れる場合は、顧客に対して子ども脱毛を周知しておきましょう。

脱毛サロンやエステサロンに通う人の中には、日常から離れてリフレッシュすることを楽しみにしているケースも多いです。

落ち着いた空間で静かに過ごすことを目的としている人にとっては、子どもの存在がマイナスになることもあるかもしれません。

あるいは、子ども脱毛の曜日や時間帯を限定するのもひとつの手段です。

待機中の親へのサービスを充実させる

子どもの脱毛には、親の付き添いが必須です。施術中は別室で待機してもらい、何かあったときにすぐに対応できる環境を整えましょう。

子どもの脱毛は短時間で終わるケースがほとんどですが、待機中の無料サービスがあると印象が良くなります。

ドリンクや雑誌、動画視聴などのオプションを検討し、待機中の親も快適に過ごせるように工夫してみましょう。

親同士の口コミから、新規客獲得にも期待が持てます。

子どもの脱毛におすすめな業務用脱毛機2選

子ども脱毛におすすめな業務用脱毛機は、以下の2種です。

  • LUMIX A-9X
  • ハイパースキンカレン

LUMIX A-9X(ルミクス エーナインエックス)

ルミスクA9

株式会社エストラボが販売するルミクスA-9Xは、国内の業務用脱毛機の中でも最新の高スペックマシンです。

低い温度の光を当て、毛根部の毛包全体に熱を蓄積させてダメージを与えるSHR脱毛を採用しています。

照射温度が低いので痛みを感じづらく、肌の炎症リスクが抑えられているところがメリットです。

どんな毛質のムダ毛にも影響を与えられるため、剛毛/産毛ともにお手入れ可能。

1秒間に10ショットのスライド連射ができるので、施術時間が短く、子どものストレスも減らせます。

毛包にダメージを与えるため、ムダ毛の再生率が低く、脱毛後の持続期間が長い点にも期待が持てます。

ハイパースキンカレン

ハイパースキンカレン

株式会社カンナが販売するハイパースキンカレンは、国内で唯一のハイパースキン脱毛機です。

ハイパースキン脱毛とは、すでに生えているムダ毛ではなく、これから生えようとするムダ毛にアプローチして発毛を抑える方法です。

毛質をとわず影響を与えられるため、黒いムダ毛も産毛も脱毛することができます。

ハイパースキンカレンは、もともと「子ども」「痛みに弱い人」「敏感肌」に対応するために開発されたマシンです。

導入サロンでは、3歳の子どもから受け入れているサロンもあり、痛みや刺激の少なさがわかります。

一方、パワーが強くないためムダ毛の変化を実感するのに時間がかかり、ムダ毛の再生率が高い点がデメリットといえるでしょう。

まとめ

子どもの脱毛は、今後ますます需要が伸びていくことに期待が持てます。

今の時代、子ども脱毛メニューは集客手段のひとつです。子ども脱毛と大人脱毛を上手に組み合わせることで、売り上げアップを狙えるでしょう。

しかし、子ども脱毛を始めるためには、子どもの肌質・毛質に適した業務用脱毛機の導入が必須です。

痛みをともなう脱毛機や、光の温度が高く熱が強い脱毛機は、肌トラブルにつながることがあるので気をつけましょう。