業務用脱毛器を中古で購入するメリットとデメリット|新品vs中古を比較!
「業務用脱毛器を中古で購入するメリットは?」
「中古の業務用脱毛器のデメリットや注意点はなに?」
「結局のところ、業務用脱毛器は新品と中古どちらがいい?」
脱毛サロンを開業するにあたり、このように悩んでいるオーナーは多いですよね。
この記事では、業務用脱毛器を中古で購入するメリットとデメリット、注意点をまとめています。
最後まで読むことで、業務用脱毛器をどのような手段で購入するのが自分に合っているかがわかるでしょう。
新品と中古の業務用脱毛器の比較もおこなっているので、機材購入の参考としてください。
※2023年1月の情報です。
業務用脱毛器を中古で購入するメリット3つ
業務用脱毛器を中古で購入するメリットは、以下の3つです。
- 初期費用を安く抑えられる
- タイプ別で複数の機種をそろえられる
- 導入までがスピーディ
初期費用を安く抑えられる
中古の業務用脱毛器は、初期費用を安く抑えられるところが最大の魅力です。
そもそも業務用の脱毛器は非常に高額で、脱毛サロンを開業したいと思っても、すぐに購入できるものではありません。
中古の業務用脱毛器は、機種や使用年数にもよりますが、正規品の6~8割の価格で販売されています。
仮に400万円の業務用脱毛器の場合、安ければ250万円ほどで手に入る可能性があるのです。
タイプ別で複数の機種をそろえられる
中古の業務用脱毛器は、さまざまなタイプの機種を複数そろえられるというメリットがあります。
光脱毛は、業務用脱毛器によって脱毛方法が異なります。毛質や肌質に合わせて複数の機種を使い分けられれば、顧客のニーズに沿った施術が可能となるでしょう。
また、1台の機種に複数の機能が搭載されている業務用脱毛器も多いため、脱毛だけではなく、フェイシャルエステメニューを展開していくこともできます。
タイプ別の機種を併用し、自分のサロンに合った方を使い続けていくという選択もできるでしょう。
導入までがスピーディ
中古の業務用脱毛器は、ネットショップで購入することができます。
オークション系の場合は出品者との交渉などがありますが、基本的に、支払いが確認されればすぐに発送してもらえます。
購入から実際に使用するまで、非常にスピーディといえるでしょう。
脱毛器販売メーカーから脱毛器を購入する場合は、資料請求からスタートするのが一般的です。その後、担当者とのヒアリングやデモ体験といった流れで進むため、導入までは時間がかかってしまいます。
すでに業務用脱毛器に関してリサーチを済ませており、目当ての機種が決まっているオーナーにとって、購入から導入までスピーディに進む中古品は大きな魅力があります。
業務用脱毛器を中古で購入するデメリット5つ
業務用脱毛器を中古で購入するデメリットは、以下の5つです。
- 保証がついていない
- 販売メーカーのサポートは受けられない
- 最新の機種は手に入りづらい
- ネガティブ要素は教えてもらえない
- ノークレーム・ノーリターンが基本
保証がついていない
中古の業務用脱毛器には、保証がついていません。
そのため、導入後に不具合や故障が発生した際、自己負担で外部に修理を依頼する必要があります。
メーカーから直接購入する正規品は、修理は有償となりますが、保証期間内の故障(購入者側の原因ではない初期不良など)には無料で対応してもらえます。
中古の場合は、脱毛器の販売者に不具合を訴えても、対応してもらえない可能性が高いでしょう。メーカー保証が必要であれば、保証引き継ぎの機種を探さなければなりません。
業務用脱毛器の保証期間は、メーカーにもよりますが1~5年です。高額な本体価格には、保証が含まれているというメリットもあるのです。
販売メーカーのサポートは受けられない
中古の業務用脱毛器は、メーカーのサポートを受けることができません。本体を受け取った後は、操作方法やメンテナンス方法などを自力で習得する必要があります。
一方、正規品の場合、おもに以下のサポートを受けられます。
- インストラクターによる導入講習
- サロン開業サポート
- 集客サポート
- マシントラブル時の対応
脱毛サロンをゼロから開業する際、必要な準備は多岐に渡ります。
メーカーによっては、サロンの内装アドバイスからロゴ作成、集客サポートまで一貫してフォローしてくれるので、未経験者にとって強い味方となるでしょう。
また、不具合が起きた際にいつでも相談できるという点も、高額なマシンを扱う上で、非常に心強いのではないでしょうか。
最新の機種は手に入りづらい
基本的に、最新の業務用脱毛器は中古では購入できません。
なぜなら、中古の業務用脱毛器が出回る背景には、最新の機種が流通しているという事情があります。「最新機種にグレードアップしたから旧型が不要になった」という理由で、古い業務用脱毛器を売りに出すオーナーが多いのです。
つまり、中古の業務用脱毛器が数多く出回るほど、最新の機種を備えたサロンが増えるという見方ができます。
まれに最新機種が中古で販売されることもありますが、中古品とはいえ値段が高く、購入希望者が殺到するため、手に入る確率は低いといえるでしょう。
ネガティブ要素は教えてもらえない
中古の業務用脱毛器は、販売者からマシンのデメリットやリスクなどのネガティブ要素を教えてもらえません。
例えば、以下のような事情が隠されている場合もあります。
- 操作が面倒で扱いづらい
- コストが重く維持費がかかる
- パワーが弱くムダ毛が抜けない
- 肌トラブルがあった
- 壊れやすい
中古の業務用脱毛器が流通するのは、所有者にとって脱毛器が「不要」になるからです。
その理由は、もとの所有者が最新機種を購入したからというだけに限りません。どういう事情でマシンを手離すのかは教えてもらえないので、最悪のケースを想定しておく必要があります。
ノークレーム・ノーリターンが基本
業務用脱毛器に限らず、中古品の売買は「ノークレーム・ノーリターン」が基本です。
たとえ、集客が見込めない機種であっても壊れやすいという欠点があっても、購入後に返品することはできません。
仮に複数回の故障があったとしても、見た目に問題なければ「美品」として売り出すことが可能です。そして、販売者側には修理履歴を開示する義務はありません。
実際の操作や照射の感覚を体験することができず、不具合の可能性があることも含んで中古品を購入するのは、実は大きな賭けであるといえます。
中古の業務用脱毛器は本当に安いのか?注意点を解説
中古の業務用脱毛器の最大の魅力は「安さ」ですが、購入前には以下の2点に注意する必要があります。
- 中古でも高いものは高い
- メンテナンス費が高額になる可能性がある
中古でも高いものは高い
結論からいうと、業務用脱毛器は中古品でも高額です。
新品の業務用脱毛器の価格相場は、300万~400万円。それを中古で手に入れても、結局は200万円~の出費になってしまうのです。
仮に400万円の中古脱毛器を300万円で購入できるとしても、さまざまなリスクが含まれていることを考えると、定価300万円の新品を購入するほうがメリットが高いといえます。
業務用脱毛器は、脱毛サロンの成功の鍵を握る重要なものです。
本体価格だけではなく、自分の脱毛サロンにふさわしいものなのかどうかを考え、納得できる機種を購入するのがおすすめです。
メンテナンス費が高額になる可能性がある
業務用脱毛器は、購入することがゴールではありません。購入はサロン運営のスタートです。
安定した経営のためにはメンテナンスは欠かせず、機械にとってベストな状態をキープしなければなりません。
中古の業務用脱毛器はメーカーのサポートを受けられないため、メンテナンスを任せられる業者を探す必要があり、費用が高額になる可能性があります。
また、故障の際に代替機を送ってもらうことができないため、トラブルの際はサロン休業に追い込まれてしまいます。
新品vs中古品!業務用脱毛器を6つの角度から比較
新品と中古品の業務用脱毛器を、6つの点で比較してみましょう。
新品 | 中古品 | |
---|---|---|
本体価格 | 130万~600万円 | 正規の6~8割ほど |
維持費 | 安く抑えることが可能 | 高額になるリスクあり |
安全性 | あり | 不明 |
保証 | あり | なし |
サポート | あり | なし |
お試し | あり | なし |
上記を見ると、中古の業務用脱毛器のすぐれた点は、本体価格のみということがわかります。
新品の場合、機種によって本体価格や維持費は異なりますが、選択肢が豊富にあるため、資金に応じて検討することが可能です。
中古or新品よりも大事な業務用脱毛器の選び方
中古を買うか新品を買うかで悩んでいると、購入するべき業務用脱毛器の基準がわからなくなってしまいます。改めて、業務用脱毛器の選び方を見ていきましょう。
- コスパの良い業務用脱毛器
- 施術スピードが速い業務用脱毛器
- 施術によるストレスが少ない業務用脱毛器
- 複数の機能が搭載された業務用脱毛器
- パワーが強い業務用脱毛器
- 保証やサポートが手厚い業務用脱毛器
コスパの良い業務用脱毛器
結論からいうと、本体価格が安いより維持費が安い業務用脱毛器のほうが、サロン運営が安定します。
維持費が高額な業務用脱毛器は、集客を増やしてマシンを使用すればするほど、経費がかさんでしまうからです。
ランニングコストは、業務用脱毛器の1ショットあたりの単価/全身脱毛1回あたりにかかる単価などで計算しましょう。
1ショットあたりの単価は、安くて0.1円~高くて1.5円ほどの開きがあります。年間における施術数を計算すると、コスパの良くない業務用脱毛器の維持費がどれほど高額になるかわかります。
初期費用を惜しんで後悔することのないよう、導入後のシミュレーションも忘れずにおこないましょう。
施術スピードが速い業務用脱毛器
業務用脱毛器には、1ショットずつの単発式と1秒間に複数ショット照射できる連射式があります。当然、連射式の脱毛器のほうが施術時間が短くなります。
施術時間が短いということは、お客1人が施術室を占有する時間が短く、入れ替えをスピーディにおこなえるということ。つまり、お客の回転率が上がるのです。
そのぶん、売り上げがアップするのはいうまでもありません。
また、回転率の良い脱毛サロンは予約枠が多く、利用者から「予約が取りやすい」という評価を得ることも可能です。
施術によるストレスが少ない業務用脱毛器
サロンを成功に導く業務用脱毛器の特徴として、施術によるストレスが少ない機種であることがあげられます。
具体的には、以下のとおりです。
- 照射時の痛みが少ない
- 肌荒れのリスクが低い
- 日焼け対策などの制限がない
- 施術時間が短い
- 脱毛期間が短い
リピート率を上げるためには、できるだけストレスのない施術を提供しなければなりません。
そのためには、照射温度が低い/照射部分がしっかり冷える業務用脱毛器や、スピーディな施術ができる機種を選ぶのが大切です。
複数の機能が搭載された業務用脱毛器
脱毛以外の機能が搭載されている業務用脱毛器を導入すると、サロンのメニューを充実させることができます。
人気の業務用脱毛器に搭載されている主な機能は、以下のとおりです。
- フォトフェイシャル
- BBL(ブロード・バンド・ライト)フォト
- バストケア
- イオン導入
- エレクトロポレーション
このような機能があると、脱毛を含むトータルエステサロンを運営できるほか、脱毛の回数に応じてエステ施術をサービスするなど、他店との差別化をはかることも可能です。
脱毛サロンの数が増えている現在、ライバル店に負けないための戦略は必須。それを実現させてくれるのは、多機能搭載の業務用脱毛器かもしれません。
パワーが強い業務用脱毛器
パワーが強い業務用脱毛器は、高い脱毛効果に期待ができます。
脱毛効果は、脱毛サロンに通うすべての人が重要視していることなので、業務用脱毛器を選ぶにあたって、もっとも大切なポイントといえます。
チェックしておきたいのは、以下の4点です。
- 波長
- パルス幅
- 出力
- 電圧
それぞれ、光の範囲や肌に広がるまでの時間、照射エネルギーなどが異なりますが、特に注目したいのは「電圧」です。
業務用脱毛器の電圧は、100V/200Vの二通りに分かれています。電圧が高いほうがパワーが強く、施術の最後まで効果がおとろえないといえます。
国内で流通している機種のほとんどは電圧100Vですが、中には電圧200Vのハイスペックマシンもあるので、ぜひチェックしてみてください。
保証やサポートが手厚い業務用脱毛器
新品の業務用脱毛器の大きなメリットとして、メーカーによる保証やサポートがあげられます。
せっかく新品を購入するなら、手厚くフォローしてもらえるメーカーの機種を優先的に選ぶのも、ひとつの手段です。
メーカーにもよりますが、おもなサポートは以下のとおりです。
- デモ体験
- インストラクターによる導入講習
- 融資アドバイス
- 集客アドバイス
- サロンの内装やロゴなどの相談
- トラブル時のサポート(営業時間外含む)
- 修理時の代替機発送
サロン開業にあたって、自分が必要とするサポートを受けられるかどうかをチェックしてみましょう。
また、メーカーによって保証期間は異なり、長くて5年というケースもあります。より安心感を得たい人は、保証期間の長さも忘れずに確認してください。
まとめ
中古の業務用脱毛器のメリット・デメリットをお伝えしました。
業務用脱毛器は、高い買い物です。そのため、少しでも初期投資を抑えて安い脱毛器からスタートしたいと考えるのは、当然のことかもしれません。しかし、安い中古品は、サロン経営を危機に陥れてしまうリスクも含んでいます。
保証もサポートもなく、アドバイスも受けられず、何かあればすべて自己責任・自己負担というデメリットを考慮すると、中古の業務用脱毛器は決して安くはありません。
業務用脱毛器は高額ですが、メーカーに相談すれば無理のない返済シミュレーションを提案してもらうことも可能です。
安定したサロン経営を目指すなら、まずは優秀な業務用脱毛器を選び、メーカーに問い合わせてみるのがおすすめです。